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〜むぅんのひとりごと〜
術後25日目(退院初日)。
退院日は梅雨時の晴天。
カゴの鳥が外に放たれた気分。

11年前の入院時は病院の建物の外にもお散歩に出ていたけど
今回は病院から一歩も外に出なかったからね。

家の中ではT杖を使おうと思っていたけど、
病院に比べたら家の廊下は狭いので
壁に伝い歩きで済みそう。

肩さえ痛くなければ確実に11年前より退院時の状態がいい。
やはり初めから全荷重かけられた分、筋力の戻りも早いんだろうな。

夕食は家族で近所のお寿司も食べられる居酒屋さんへ。
何を食べても味が濃い(笑)。
満腹になる前に体内の塩分濃度が飽和状態になってしまったような感じがして
急にこんなに濃い味のもので満腹にしたら
絶対にむくんで血圧が上がりそうな気がしたので腹八分目で箸を置いた。

その後、食材などの買い出しに行ったけど、レジで精算までした所でギブアップ。
袋詰めを家族に任せて先に車に戻った。

早めにお風呂に入って10時に就寝。
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術後24日目。
右手にT杖一本を持って歩いてみた。
ロフスト杖よりもむしろ肩への負担がなく歩きやすい。

左脚(術脚)の筋力もだいぶ付いてきて、
片脚立ちもできるので
ロフストを左手に持って、右脚を出した時に突くやり方でも上手く歩ける。

なので退院後は外出時は左手でロフスト、
家の中では右手でT杖を使うようにしようと思う。

外出先ではまだ長距離は歩かないし、
買い物をする時はカートを使うので大丈夫そうだ。

今日の回診は主治医の先生。

痛みはない?の質問に肩が痛いと毎日答えているくらい
術後の脚には問題がない。

肩が痛くなかったら退院はもっと早くても大丈夫だっただろう。

退院後最初の診察はさっそく12日の月曜日。


私が入院して以来、猫のソイはかーさんがいない理由もわからず寂しそうにしているらしい。

うちに住み着いて以来、夜はずっと私の横で寝ていたし
私の膝の上がソイの指定席状態だった。

帰ったらまたソイの添い寝か…^_^;
冬じゃなくて良かった。
夏場は暑いから側には来るけどくっつきはしないので。
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術後23日目。
退院の目安は術後3週間、と言われていたし、
もうロフスト杖一本で歩けるので
退院は明後日10日にすることにした。

今夜を含めてあと2泊。

手術直後は決して楽ではなかったけれど
自分のことだけを考えていればよかった暮らしは
精神的にとても楽で、見守られている立場は本当に心地よく
まだまだ帰りたくないくらいだ。

筋力はまだ完全には戻っていないし
新しい関節はまだ異物感を残しているけれど
あの泣けるくらい忌わしい痛みはもう無い。

あとはしばらくのリハビリと日常生活の中で少しずつ人工関節を体になじませていくだけだ。

ある意味、現実逃避して夢を見ていたような入院生活。

明日は最後の一日。私が私のためだけに過ごす一日を満喫しよう。
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術後22日目。
昨日の右肩の注射が少し効いているようで午前中に
右を下にして横向きになれた。
そしてすごく背中が心地よかった。

でもだんだんと左の傷跡付近に違和感というか異物感を感じてきてしまうので
まだしばらくは横向きでは寝づらいかな。

ついでにうつ伏せになってみたら腿の前側が伸びてこれまた心地よい。

肩にかかる負担を和らげるために
胸の下に畳んだバスタオルを二枚敷いていた。

膝を曲げてかかとを上げて力をぬくと
左のかかとは右に傾く。
たやすく左右の足首が交差する…
今まで感じたことのない感覚だ。

右股関節の手術をするまで、うつ伏せ時にそんな風に足首は重なったことがなく
その時も感動したけれど
左も人工になったら更にたやすく足首が交差するではないか。

普通の人の脚はこんなに楽なんだ…
嬉しい反面、いかに自分の脚が不自由であったのかを思い知らされて悲しくもあった。

よくアイドルがうつ伏せで雑誌なんかを読みながら
足首をブラブラさせて交差させたり離したりするポーズをしたりするでしょ?
なんか可愛らしく思えて真似しようとしても私には出来なかった…
体をそらすとかかと同士も合わせられなかった…

50を過ぎてやったところで可愛くもなんともないし
そこに雑誌を置いたところで近過ぎて読めないけど(笑)
憧れのポーズがやっと出来るようになって、嬉しくて一人でニヤニヤしたけど涙も出た。


リハビリでは一本杖と階段昇降の練習。
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術後21日目。
肩に注射を打ってもらった。
詳しい成分だとか薬の名前は聞いていないが
炎症を抑え、麻酔のような効果で痛みを止めるものだと聞いた。

術後3週間、主治医の先生の回診は2度目。
相変わらず忙しそうな先生の、手術の合間の回診だ。
うっかりまた注射を忘れられそうになったけど
私も看護師さんも忘れなかった(笑)。

肩になんか注射を打つのは初めてなのでちょっと緊張したけど
力を抜かないと痛そうだから
一生懸命ゆっくり呼吸をした。

注射後、劇的な効果というほどではないけれど
杖を突いた時の肩の痛みは大幅に減ったと言える、かな。

本格的な肩の治療は股関節の方が落ち着いてからとなるが、
ひとまず、杖がつけないことには困るから痛み止めでしのぐしかないのかな…

今日また隣に入院患者さんが来た。
お年寄りだけど、きちんとした常識的な方で一安心。


今夜も消灯後の静けさの中にあのばあさまの大声が響き渡る…

夜勤の皆さま、お疲れ様です^_^;

おやすみなさい…?
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ばあさま。
昨日私の隣からナースステーション横の部屋に移されたおばあさんは
私の隣には戻らず一人部屋に移された。

ふた部屋向こうの個室なんだけど
暗いのが怖いのか、消灯時間に看護師さんが電気を消そうとしたらまた騒ぎ出した。

それまでまったく声が聞こえなかったのに
「消灯時間なので電気を消しまーす」と言いながら
端の部屋から電気を消していく看護師さんの声に
「いやだーーー!」
と大きな声で叫んでた…
看護師さんたちの優しくなだめる声も聞こえる…


夕べの看護師さん、今朝すごく疲れた顔してたっけ…
看護師さんたちの長い夜が始まる…
大変だなぁ…


さて、イヤホン付けましょか…
おやすみなさい。
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信頼の訳。
何故私は先生が転勤されて病院を変わっても
同じ先生にずっとかかっているのか、その理由はと言うと…

もしかしたらこのブログで11年前に書いたかもしれないけどね…

先生が患部だけを診ている先生ではなく
ちゃんと一人一人を診てくれていると思えたことが最大の理由かな。

そして時に厳しい指導もあるけれど
とても正直な方だと思ったから。


11年前、私より1週間前に手術を受けたHさんより私の方が若い分、先に術脚を持ち上げられるようになって、
その後、Hさんの退院予定の日には私も同じくらいか
むしろ私の方が回復しているくらいになっていたんだ…

その頃先生は翌月からの転勤に備え、術後の経過観察を後輩の先生に任せ
手術した病院を留守にする事が多くなっていたんだ。

その後輩の先生はHさんが退院する日頃には
私も退院が許可されるだろうと言っていたので
主治医である先生に「私も退院できますよね?」とたずねたら

きっぱりと「Hさんは良いけど、むぅんさんはダメ」と言われてしまったんだ。

同じくらい回復してるのに何で私はダメなのか聞き返したら

Hさんはお子さんも大人だから
家に帰ったら身の回りのことを世話してくれる人がいるけど
むぅんさんは帰ったらお子さんを世話する側でしょ?
だからダメ!

先生がそんな事を考えて退院の時期も考えてくれているのか、と
すごく感動して、心から
あー、この先生で良かった、と思ったんだ。

その翌年、左膝の関節鏡手術を受けることになった訳だけど
その時はあっさり
「膝に関しては僕よりもM先生の方がずっと手術が上手いから」と
先生の先輩のM先生に任されちゃって
何だかちょっと見放された気にもなったけど
先生が信頼している先生なら大丈夫だろうということで
膝はM先生にやってもらったんだ。

自分より他の先生の方が上手い、なんてあっさり認めちゃうなんて
なんて正直なんだ!
自分の技量が未熟であるなんて患者の前で言っちゃうんだ!と
そこでさらに先生を信頼できると思えたんだ。
もちろんその後先生も経験を積み、今では膝や他の箇所も手術している。

転勤しても、通える範囲の病院なら、先生のいる病院に行こう、と思った、という訳なのだ。
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術後20日目。
11年前の右股関節の手術の時、
一緒に入院していた“股関節シスターズHさんが面会に来てくれた。

Hさんとは一回り程の年の差があるのになぜか話が合い
退院後も事あるごとにメールや電話で話したり
ランチをしたりしていた。

今病室は個室状態なので、病室のベッドに並んで座り、
近況や懐かしい話に花を咲かせた。

Hさんは術後引越しをされたこともあり
先生に新居から通える病院を紹介してもらい
仕方なく他の病院でもう片方の手術をうけることになったけど、
Hさんもここの先生をとても信頼しているので
ずっと先生にかかっていられる私はHさんに羨ましがられている^_^;

ひとしきり話をした後、
今日も外来で忙しい先生にお会いすることはできないけど
もしかしたらチラッとお顔を覗けるかも知れない、と
二人で1階の外来診察室前の待合席にしばらく座っていた(笑)

診察室のドアが開くたびHさんは中を見ていたけど
先生の後ろ姿しか見えなかったようだ。

Hさん:「なんか、私、ストーカーみたいね^_^;」
私 :「あれ? 違うんですか?」

などと言ってまた笑った。


夜7時過ぎ頃、久しぶりにひょっこり先生が回復の具合を見に来て下さったので、
最後に今日Hさんが来てくれたことを話したら 先生もHさんの事を覚えてらした様子で、
元気にしている様子を喜ばれていた。
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術後19日目。
昨日隣に入院して来たおばあちゃん、
ご自分の置かれている状況がよくわからず、
看護師さんを呼び、脚にはめられている器具を外して欲しいとか
尿管が繋がっているのにトイレに行きたいとか何度も何度も訴え、
その願いは叶わないのだということも理解できず
ベッド上で暴れ始め、看護師さんにつかみかかってしまい
他の看護師さんも集まってきて
ついにベッドごと他の部屋へ連れていかれてしまった。

面会時間にご家族が来ている時は穏やかで
娘さんのいうことを「うん、うん」と聞いていたんだけどね。

夕べは一晩中うめいていた。
痛い痛いとは言っていたけど、
痛さよりも身動きが取れないことに我慢が出来なかったようだった。

夕べは私も11時過ぎくらいまで何度も起きてしまったけど
その後イアホンのボリュームを上げてヒーリングミュージックを聴いて
おばあちゃんの声が耳に入らないようにしてなんとか眠れた。

ご家族は私にご迷惑おかけしてますと頭を下げにきてくれたけど
大変なのは謝る方だよね…
そして訳もわからず痛い思いをして
ベッドにに拘束されて不安なおばあちゃん。

もしもボケていなければ、状況が理解できたら
そこまで辛くはないだろうに。


年を取ってから怪我はしたくないな… そして、ボケたくないな…と思った。

日曜日のためリハビリはお休み。
なので自主的に筋トレとストレッチはやっておいた^ ^
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術後18日目。
お隣の空きベッド、キレイに整えられていたのに
看護師さんたちがベッドのマットを換えたり
いかにも動かない脚を保護しそうな金属のドーム状のものを運び入れていたりしたので
これはきっとなかなか重症な人が入院してくるに違いないと思ったので
看護師さんにたずねたら
これからちょっとバタバタしちゃうと思うけどスミマセンと言われたので
もしも私が窓際に行った方が好都合なら
私はもう杖で歩けるからどちらでも構いませんよと言ったら
そう言って下さるのなら是非かわって下さいということで
また窓側に戻った。

今度のお隣さんは転んで骨折をして救急車で運ばれて来た方のようだ。

詳しくはわからないけどホントに大変そう…

眠れている時はいいけど、目がさめたり、咳き込んだりすると
しばらく呻き声を上げている…

気の毒だけど…私も起こされるんじゃないかちょっと心配…


リハビリでは今日は障害物をまたいで歩く練習。

病院の外は段差だらけ。
入院中の最後の目標は階段昇降だけど、
その前にまず足元に気をつけて物をまたいだり
段差を超えたりできないとね。

毎日着実に回復しています!
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